第一章 登場人物

京阿波根実基

(きょうあはごん じっき)

 16世紀前半の琉球王国武術家。

 琉球王国の正史として編纂された歴史書『球陽』などにも逸話が残っており、沖縄の素手の武術家としては最古の人物で沖縄武術「手(ティー)」の元祖ともいわれている。

 阿波根地頭職の任にあったが、『球陽』にもある「京阿波根と治金丸」の逸話の後に「京」を冠し、京阿波根と呼ばれる。

 作中では、力強い「琉球空手」を駆使し様々な敵と対峙する。

 護佐丸軍 忍者

(ごさまるぐん にんじゃ)

 中城按司・護佐丸亡き後、再び琉球王国で名を挙げ、勢力拡大を図る為に組織された諜報・暗殺部隊。

 作中では主に、トンファー、エーク()などの琉球古武術の他に、剣術や変装などを得意とする。

 防御に特化しており、多対一の戦いも可能。

 

阿麻和利軍 忍者

(あまわりぐん にんじゃ)

 護佐丸軍同様に勝連按司・阿麻和利亡き後、再び琉球王国で名を挙げ、勢力拡大を図る為に組織された諜報・暗殺部隊。

 作中では主に、ヌンチャク、サイ、棒の琉球古武術を得意としている。

 護佐丸軍に比べ攻撃に特化しているため、連携技、敵の攪乱など攻撃手段が豊富。

キーアイテム

治金丸(じがねまる)とは

治金丸は沖縄の宝剣の一つ。

正式には「黒漆脇差拵 刀身無名(号 治金丸)」

漆塗りの黒い鞘に刃長は53.8㎝の大脇差。

無銘だが応永信国の作であると推定される。

拵の全長は73.6㎝、一般的な大和風の打刀拵えではあるが、鍔は同じ宝剣の一つである千代金丸と同形。琉球王尚家に伝来した三振りの刀のうちの一つ。

『治金丸宝刀ノ由来』によれば宮古島の豪族である仲宗根豊見親が大永2年(1522年)に尚真王へ八重山諸島(先島諸島全域とも)平定の慶賀として献上したとされている。

 

治金丸刀身
鍔